ファクタリング情報

ファクタリングの種類を5種類紹介!それぞれの特徴を解説

事業者のなかには特段の事情で、すぐに資金を調達したい方もいるでしょう。そこで選択肢になるのがファクタリングです。買取ファクタリングや保証ファクタリングなど、主に5つの種類があります。

今回はファクタリングを知りたい方のため、主要な5種類を紹介します。概要に加えてメリットやデメリットを紹介するので、これを読めば状況に応じて種類を選べるでしょう。

5種類のファクタリングとは?

ファクタリングには買取ファクタリング、保証ファクタリング、一括ファクタリング、国際ファクタリング、医療ファクタリングの5種類があります。

利用するにはそれぞれの種類を理解しなければなりません。事業内容や状況によって、選ぶべきものが違うからです。

たとえば、企業間取引の売掛金を支払期日の前に受け取りたい場合、多くの方は買取ファクタリングを選ぶでしょう。一方で海外の企業と取引をして、その売掛金を早く受け取りたい場合は、国際ファクタリングが適切です。

このように状況次第で、選ぶべき種類が違います。事業内容や状況に合わせて、適切なものを選ばなければなりません。そこでさまざまな種類のメリットやデメリットを学んでください。

買取ファクタリング

買取ファクタリングは、売掛金を早期に受け取る手段として一般的です。こちらを利用すれば資金繰りの改善につなげられます。

ただし利用条件によっては、手数料が高い点に要注意です。買取ファクタリングの特徴を以下で確かめてください。

売掛債権をファクタリング会社に売る種類

買取ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売る種類です。事業者は企業間取引による売掛債権を売れば、現金をもらえます。特段の事情があって資金が必要なら、売掛債権の売却で解決できるかもしれません。

この種類は、国内での企業同士の取引で発生した売掛債権に使えます。こちらの売却を通して、早期の資金調達ができるからです。以上からスタンダードな種類といえます。

取引先の支払分を期日前に受け取りたい場合は、買取ファクタリングを使いましょう。不良債権を除き、協力を受けられます。

買取ファクタリングのメリット

買取ファクタリングのメリットは、早期の資金調達を行える点です。ビジネスをしていると、急に資金が必要になり、手元の分では足りないケースもあるでしょう。そこで売掛債権があるとき、ファクタリング会社への売却で資金調達できます。

たとえば取引先からの支払期日が1週間後でありながら、5日後までに支払ってもらいたい場合です。ファクタリング会社に依頼すれば、必要な支払分を早期に振り込んでもらえます。早めの資金調達ができれば、自社が必要な支払いもクリアできるでしょう。

このように買取ファクタリングは、資金調達を急ぐ方におすすめです。

買取ファクタリングのデメリット

買取ファクタリングのデメリットとして、手数料が高くなる可能性があります。ファクタリング会社との2社間でのやり取りと、取引先も交えた3社間でのやり取りがありますが、2社間で行う方が、手数料が高い傾向です。

手数料が高いほど、事業者が直接受け取れる金額が少なくなります。債権の売却で受け取れるのは、売掛債権にあたる金額から、手数料を引いた分です。売掛債権の売却を通して、充分に資金調達できるか考えましょう。

売掛債権を買い取ってもらう種類は資金調達をスムーズにできますが、手数料の関係で実際にもらえる金額が少ないことがあります。手数料に注意しながら利用先とプランを決めてください。

保証ファクタリング

保証ファクタリングは、保証会社のサポートを受けられる種類です。貸し倒れリスクを最小限に抑えられるのがメリットですが、保証料がかかるのがデメリットといえます。保証ファクタリングの特徴について、以下を見てください。

保証会社のサポートを受けられる

保証ファクタリングは、保証会社の保証がついた種類です。企業によっては、取引先から売掛金を回収できない場合があります。

取引先の支払能力や信用力に不安がある場合、事業者は未回収のリスクに対処したいでしょう。そこで保証ファクタリングを使えば、売掛金の回収失敗への対策ができます。

たとえば、取引先が倒産や手形の不渡りなどを起こすと、事業者が保証サービスを受けられるしくみです。具体的には保証額の範囲内で、回収できなかった分の売掛金を受け取れます。

ほかの種類のファクタリングでは、売掛金のすべてまたは一部を集められないまま、大きな損失を受けるかもしれません。このようなリスクに対処するために、保証ファクタリングがあります。

保証ファクタリングのメリット

メリットは貸し倒れリスクに対処できることです。取引先によっては、事業者に必要な分を支払えないまま、倒産するかもしれません。このような貸し倒れへの備えは重要です。

以上から保証ファクタリングは、事業者の損害対策につながります。保証額の範囲内で売掛金を受け取れるからです。

取引先の倒産は、あらゆる事業者にとって不測の事態です。これによる貸し倒れを防ぐために、保証ファクタリングが選択肢になります。

保証ファクタリングのデメリット

保証ファクタリングのデメリットは、保証料を払わなければいけないことです。保証料は保証上限額に対する一定の利率ですが、依頼先によって異なります。

一般的にここでの利率は取引先の信用が高いときに低くなり、信用が低いときに高くなるでしょう。取引先の支払能力によって、事業者の負担も変わります。

場合によっては多額の保証金を払ったにもかかわらず、それを下回る売掛金しかもらえません。利益率の低い売掛金では、このような事態が起きやすいのです。

保証ファクタリングは取引先の倒産に備えられますが、保証料に対する売掛金の利益率とのバランスに気をつけましょう。

一括ファクタリング

一括ファクタリングは、事業者が金融機関に売掛債権を買い取ってもらう種類です。金融機関が引き受ける分、安心して利用しやすいでしょう。しかし企業の信頼性が低いと、利用できないことがあります。この種類の特徴を、以下で確かめてください。

金融機関に売掛債権を一括で買い取ってもらえる

一括ファクタリングは、売掛債権を金融機関に買い取ってもらい、その代金を口座に振り込んでもらう種類です。一般的なファクタリング会社でも売掛債権を買い取れますが、一括ファクタリングでは金融機関がその役目を引き受けます。

銀行に売掛債権を売ると早期の資金調達が可能になるうえ、手数料も安く抑えられます。一括買取によって手形の管理業務がスムーズになったり、手形受領書の印紙税を節約したりできるでしょう。経費を抑えつつ、早期の資金調達が可能です。

一括ファクタリングのメリット

一括ファクタリングは金融機関のサポートを受けられるのがメリットです。一般的なファクタリング会社より手数料が安いこともあります。無駄なコストを省きながら、スピーディな資金調達につなげられるでしょう。

さらに手形関連の業務も効率化できます。売掛債権を一括で買い取ってもらえれば、手形管理の手間を省けるのです。手形受領書には印紙税がかかりますが、このコストも抑えられます。

以上から、一括ファクタリングは金融機関の協力によって、経費を抑えながら資金調達を済ませられます。

一括ファクタリングのデメリット

一括ファクタリングは、企業の信頼性が低いと利用できない点に注意しましょう。金融機関の協力を受けるため、事業者だけでなく取引先の信用力もポイントです。事業者と取引先の関係性や、それぞれの信頼性によって、利用できるかが違います。

たとえば取引先の支払能力が疑われると、金融機関の審査に落ちる可能性があります。金融機関は一般的なファクタリング会社よりも、損失対策にシビアだからです。

そのため依頼前は、事業者だけでなく取引先の信用力も調べておきましょう。どちらかに問題があると、金融機関のサポートを受けられないことがあります。

国際ファクタリング

国際ファクタリングは海外取引に対応しています。売掛債権の全額保証がメリットですが、手数料の高さに注意してください。海外取引に対応できるファクタリングについて、以下で詳細を見てください。

海外取引に対応したファクタリング

国際ファクタリングは海外取引での売掛債権が対象です。海外取引では短期での代金回収が難しいことがあります。

理由のひとつが、製品の発送に時間がかかる点です。またオンライン取引でも、時差の関係でコミュニケーションが難しいことがあります。このような背景から、資金調達が思いどおりに進まない事業者がいるのです。

以上から国際ファクタリングは、海外取引の売掛金の早期回収におすすめです。ファクタリング会社は世界各国の業者と連携して、取引先の信用調査をします。代金回収に関するリスクも保証してもらえるのです。

海外取引を通して早期に資金回収したい場合は、国際ファクタリングが推奨されます。

国際ファクタリングのメリット

国際ファクタリングのメリットは、売掛債権の全額保証です。ファクタリング会社は事業者から依頼を受けたら、信用調査をします。

事業者が出荷証明書類を提出すれば、依頼先が取引先へ代金を請求するしくみです。以上によって、早期に振り込んでもらえる事業者がいます。

国際ファクタリングの特徴は、日本と海外の取引でもスムーズに代金を回収できることです。海外取引の場合は国内での取引よりも、代金の回収に時間がかかるかもしれません。

しかし、国際ファクタリングで早期の代金回収が可能です。海外との取引をメインにしていて、早期の資金調達が必要なときは利用しましょう。

国際ファクタリングのデメリット

国際ファクタリングのデメリットは、経費が高いことです。国内同士での取引と比べて、海外を相手にする場合は手数料が高くなりやすいといえます。海外の取引先の信用調査にも、一定の費用がかかる点に気をつけてください。

以上から国際ファクタリングを利用する場合、手数料のチェックは大切です。良質なサービスを扱う企業から、なるべく手数料の低いところを選びましょう。不安なら見積もりを出してもらい、納得できる金額で利用できるか判断してください。

海外の取引を対象にしている分、国際ファクタリングは出費が大きいことがあります。見積もりの結果から、十分な資金調達ができるか検討してください。

医療ファクタリング

医療ファクタリングは、医療機関の資金調達に役立ちます。審査支払機関が取引先なので、トラブルのリスクが低いのが特徴です。一方で債権請求に限りがある点に気をつけましょう。医療ファクタリングの特徴を、以下で確かめてください。

医療機関向けのファクタリング

医療機関向けに医療ファクタリングがあります。診療報酬債権を買い取ってもらい、必要な資金を早期調達できます。

医療機関もビジネスである以上、さまざまな場面で資金を用意しなければなりません。差し迫ったお金が必要なとき、医療ファクタリングが役に立つことがあります。

医療ファクタリングでは医療機関がファクタリング会社に依頼して、取引先である審査支払機関との3社でやり取りします。

医療機関がファクタリング会社に債権を売れば、相当額を受け取れるしくみです。取引先である審査支払機関は、ファクタリング会社に診療報酬を支払います。以上から医療ファクタリングは、診療報酬を扱う3社間ファクタリングです。

医療ファクタリングのメリット

医療ファクタリングは取引先の倒産リスクが小さいのがメリットです。取引先は審査支払機関であり、法の規定に従った非営利の民間法人になります。そのため一般企業とは違い、倒産の懸念が小さいのです。

以上から医療ファクタリングは、利用中にトラブルが起きる可能性が低いでしょう。一般企業の場合は、取引先が債務を履行できないまま倒産するかもしれません。しかし審査支払機関は非営利なので、上記のようなリスクがほとんどないのです。

以上から診療報酬を対象としたファクタリングは、スムーズに進む場合が多いでしょう。

医療ファクタリングのデメリット

医療ファクタリングのデメリットは、債権請求に限りがある点です。医療機関が審査支払機関に請求できる診療報酬は、一般的に2カ月先までといえます。3カ月以上先だと、ファクタリングによる手数料が割高になる場合があるのです。

医療ファクタリングを扱う企業によっては、2カ月先までの債権しか対象にしません。そのため債権と引き換えに回収できる金額も限られます。ファクタリングによる手数料もかかるため、実際に調達できる資金が想定より少なくなるかもしれません。

医療ファクタリングには請求可能な診療報酬債権に時期的な制限があるため、十分な資金調達ができるか慎重に考えましょう。

ファクタリングの種類についてのまとめ

ファクタリングにはさまざまな種類があります。たとえば買取ファクタリングでは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう形で、早期の資金調達が可能です。

状況次第では、国際ファクタリングや医療ファクタリングのように、特殊な種類を利用すべきときがあります。

このように事業内容や状況に合わせて、使うべきファクタリングを決めましょう。種類に応じたメリットとデメリットを参考にしながら、十分な資金調達ができるか検討してください。