ファクタリングは簡単に利用できる？簡単な理由や利用手順について解説！
目次
ファクタリングの利用が簡単な理由
ファクタリングは、融資などのほかの資金調達方法と比べて簡単に利用することができる資金調達方法です。
ファクタリングに関する知識を有していない方や利用したことがない方はイメージすることが難しいかもしれませんが、一度ファクタリングを利用したことがある方は「ファクタリングが簡単」ということを理解できるかと思います。
本章では、ファクタリングの利用が簡単な理由について解説していきます。
信用情報や経営状況が悪くても審査に通過できる
ファクタリング会社は、利用者から買取った売掛債権を売掛先から回収しなければいけません。
そのため、ファクタリングの審査では、利用者ではなく売掛先の信用力が重視されます。
自社の信用情報や経営状況が審査に影響を与えないため、債務超過や赤字決算に陥っている方でも利用可能です。
融資を利用するときのように、貸借対照表を整える必要もないため、簡単に利用できます。
担保・保証人が不要
ファクタリングでは、基本的に担保や保証人を設定する必要がありません。
なぜなら、ファクタリング会社が取り扱っている売掛債権は、金額や支払期日に関して同意に至っている確定債権だからです。
確定債権は、未回収リスクが低い債権であり、余程の問題がない限り回収することができます。
一方、融資を利用する際は担保や保証人を設定する必要があります。
これは、貸し出し先が支払い不能に陥った場合の金融機関側のリスクを軽減するためです。
また、担保や保証人に対しても審査が行われるため、借入金を保証できるほどの担保や保証人を用意する必要があります。
必要書類が少ない
ファクタリングに限らず、資金調達を行う際は必要書類を提出する必要があります。
融資の場合は、決算書をはじめ、資金使途資料や経営計画書など、多数の必要書類を提出しなければいけないため、書類の準備に手間がかかります。
一方ファクタリングの必要書類は、本人確認書類や請求書、通帳のコピーなど、比較的簡単に準備できるものです。
書類の準備にかかる手間が少ないことから、融資と比べて簡単に利用できます。
オンラインで利用できる
申し込みから契約までの一連の手続きをオンライン上で完結できる「オンラインファクタリング」では、利用に際してファクタリング会社を訪問する必要がありません。
インターネット環境さえあれば、自宅やオフィスから手続きを行うことができます。
対面での契約のように、ファクタリング会社を訪問する必要がないため、移動する手間や費用を削減できます。
また、AIによる審査を導入しているケースが多く、あらかじめ決められている基準を満たすことができれば、簡単に審査に通過できます。
ファクタリングの簡単な利用手順
ファクタリングの利用手順は簡単です。
特に2社間ファクタリングは、利用手順の過程が少なく、最短即日で資金調達することも可能です。
本章では、ファクタリングの簡単な利用手順について解説していきます。
2社間ファクタリングの利用手順
2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社で取引を行う契約形態です。
ファクタリングの利用に関して売掛先から承認を得る必要がないため、簡単に利用できます。
2社間ファクタリングの利用手順は以下の通りです。
1. ファクタリング会社へ申し込み
2. 必要書類の提出
3. 審査
4. 契約
5. 入金
6. 売掛先から売掛金の支払いを受ける
7. 利用者からファクタリング会社へ売掛金の支払い
2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングのように売掛先から承認を得る過程がないため、利用手順はシンプルで簡単です。
利用するファクタリング会社によっては、利用手順の全工程をオンライン上で完結できる場合もあります。
3社間ファクタリングの利用手順
3社間ファクタリングは、利用者、ファクタリング会社、売掛先で取引を行う契約形態です。
売掛先が取引に参加することにより、2社間ファクタリングよりも売掛金の未回収リスクが低くなるため、手数料が安く審査に通過しやすい傾向にあります。
3社間ファクタリングの利用手順は以下の通りです。
1. ファクタリングの利用に関して売掛先から承認を得る
2. ファクタリング会社へ申し込み
3. 必要書類・同意書の提出
4. 審査
5. 契約
6. 入金
7. 売掛先からファクタリング会社へ売掛金の支払い
3社間ファクタリングでは、ファクタリングの利用に関して売掛先から承認を得る必要があります。
売掛先と交渉を行わなければいけないため、手続き自体は2社間ファクタリングの方が簡単だといえます。
しかし、3社間ファクタリングでは、売掛先からファクタリング会社へ直接売掛金が支払われるため、利用者が売掛金の支払いに関する手続きを行う必要はありません。
簡単すぎるファクタリング会社には要注意
上述したように、ファクタリングは申し込みから契約までの手続きがほかの資金調達方法と比べて、簡単です。
しかし、簡単すぎるファクタリング会社には要注意です。
注意が必要となるファクタリング会社の特徴としては以下のようなものがあります。
・ 審査がない
・ 必要書類が少ない
・ 申し込みから数十分で資金調達できる
このように、簡単すぎるファクタリング会社は悪徳業者である可能性が高いです。
悪徳業者は、利用者の売掛債権を簡単に買取りますが、高額な手数料を請求したり、償還請求権ありの契約を結ぶことで、売掛金の未回収リスクをカバーしようとします。
利用者は、高額な手数料や償還請求権の発生により、資金繰りが悪化してしまうリスクがあります。
また、違法な取り立てにより何らかのトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意が必要です。
ファクタリングは簡単に利用できる？のまとめ
今回は、ファクタリングの利用手順や簡単な理由について解説させていただきました。
ファクタリングは、さまざまな理由から簡単な資金調達方法だと言われています。
確かに、債務超過や赤字決算など、経営状況や信用情報に問題を抱えている方が、利用できる資金調達方法はそれほど多くありません。
ファクタリングの場合は、ファクタリング会社が買取る売掛金自体に信用があるため、簡単に利用できます。
また、提出書類が少ない、担保・保証人の設定が不要など、利便性の観点からみても、簡単に利用できる資金調達方法だといえます。
簡単に資金調達を実現したい方は、ぜひファクタリングのご利用をご検討ください。